• ★稲ってこんな形なんですよ。

     先週の土曜日は嫁の実家の田植えだったので、当然の事ながらお手伝いに行ってきました。おかげさまで結婚して以来、一度もお米を買ったことがない私としましては、労働で恩返しする数少ないチャンスです。お父さんの農業の真似事をするようになって、稲ってこんな形なんだ・・・とか、オクラは上を向いてなるんだ・・・とか、色んな事を今頃になって勉強しています。

     当日は日差しも結構強くて、麦わら帽子(ヒラヒラ付き)、ビニール手袋(その下に綿の手袋)、水たび(マイ水たび)の完全武装で臨みました。そして、当然これでもかというくらい泥だらけになりますので、汚れていい覚悟が必要です。

    ★小林 旭・・・

     田植えは手押し式の「さなえちゃん」を駆動させます。名前に似合わず結構パワフルです。舐めて扱うとひかれます。年に1度しか扱いませんので、コツを思い出すまでお父さんの田植えの仕方を観察して盗みます。

     まだまだ未熟の私には全部の田植えをやらしてはくれませんので、部分的にスタートです。毎年の事ですが、さなえちゃんと田植えをしていると必ず頭の中に「燃える男の~、赤いトラクタァ~、それはお前~だぜ~♪」と小林旭を思い出します。まぁ、これ以上の話の広がりはありませんが・・・。当然のことながら、考え事をしながら進んでいると、どんどん列がひん曲がっていきます。私の遠い正面で「曲がっとー!曲がっとー!」と多分言っている、口をパクパクさせながらジェスチャーしているお父さんの姿が見えます・・・。

    ★これが結構きついんですよ。

     全体的にはさなえちゃんが活躍しますが、機械が入らないすみっこや稲が飛んでしまった所は手で植えることになります。腰を曲げた状態で前進後退を繰り返しますので、相当きついです。おまけにスネまでぬかるみにはまっていますので、普段使わない太もも内側の筋肉がパンパンになります。私の場合、体重に比例して他の人より更に深みにはまっていますので、動きはとてもスローです。

    ★作業後のビールが最高です。

     嫁の実家に帰って、お昼ご飯をご馳走になります。無事に田植えが終わった事をお祝いしてビールで乾杯します。労働後のビールは格別です。ほろ酔いと疲れで、この後お昼寝をして帰りました。来年はもう少し上手になれるように頑張ります。