• ★今年もこの季節になってきました。

     昨日18日の日曜日に毎年恒例の竹の子掘り大会(参加者1名・・・)を開催しました。参加に必要な物はスコップ(大)と掘った竹の子を入れるコンテナ、そして汚れてもいい覚悟です。昨日は気候も良く、絶好の竹の子掘り日和でした。早速スコップとコンテナを持って竹林の中へ・・・。出てますねぇ、竹の子ちゃんが!ここで、竹の子掘りのコツをお教え致します。竹の子にも大小様々ございまして、チビッちょいのをいくら掘り繰り返しても食べる所はありませんので、ストンピングで折って下さい。1mほど成長してしまったものも先っちょの方しか食べれませんので、上から30センチくらいの所を目掛け、スコップを真横から突くべし!!理想的なサイズは地面から20~30センチほど頭を出したものです。ここでもう一つコツをお教え致します。素人さんは根元近くからスコップを刺したがる傾向にありますが、上級者になると、目標物より約20センチほど離れたポイントにスコップを斜め45度で深々と差し込みます。てこの要領で少し掘り上げてやると「ボクッ・・!」と鈍い音がします。この音が、竹の根から竹の子ちゃんが切り取られた音なのであります。素人さんは完全に掘り繰り返してしまおうとしますので、そこら一帯が穴ポコだらけになってしまいます。次回来た時に穴ポコだらけだと危なくてかないません。ですから、この「ボクッ!」という音がした段階でスコップを引き抜いて土を踏んでおきます。後は竹の子の頭を掴んで引っ張れば簡単に抜けるというわけです。

    ★こんなに採れました。

     結局コンテナ一杯採れました。例年よりもかなり少ない気がします。しかし、満足そうな表情がとても印象的な参加者です。(参加者のコメント)「平地ではあまり出ていなかったので、ついつい藪の中にまで入って行ってしまいました・・・。蛇やイノシシが出るとのことでしたので、少し緊張しました。それと、藪の奥の方に入っていくと図鑑にも載って無い様な変な虫がいますので注意しましょう・・・」とのことでした。貴重なご意見有難うございました。

    ★皮をむいてゆがきま~す。

     採れたての竹の子の皮をむいて、大きな釜でゆがきます。ここでゆがきのコツをお教え致します。竹の子を鍋に入れてガスでゆがくなんていうのは、ガス代が掛ってかないませんので、煉炭に火を起こします。次にたっぷりの水(お湯から入れてはノンノン)に竹の子を入れ、上からたっぷりの米ぬかを入れて落とし蓋をします。釜に蓋をすれば完成です。後は煉炭の火が自然に消えて冷めるまで「ホークスの試合」や「やしきたかじんのそこまで言って委員会」でもテレビで見ながら待ちます。

    ★完成でーす。

     ゆで上がりを確認すると、箸がスス~ッと抵抗無く刺さります。「オー!バンブーチャイルド!」勝手な和製英語で参加者が一人盛り上がっています。お持ち帰りの際は、蓋がしっかり閉まるタッパに水を張って必要な分だけ入れます。保存する際は、冷蔵庫に入れ定期的にタッパの水を交換してあげれば2~3日は十分もちます。八宝菜に入れて良し、春巻きに入れて良し、竹の子ご飯やシンプルにバター醤油炒めも最高のおつまみになります。竹の子掘りのシーズンは5月いっぱい楽しめると思いますので、時間を作ってまた掘りに行ってこようと思います。