• ★一棟管理を頂いても、ただの募集じゃ面白くない!

     この度、藤崎1丁目で単身系の賃貸マンションを一棟管理させて頂くことになりました。築年は25年程経っていますが、外観はしっかりした物件です。管理するにあたって、管理会社としてまず何をしなければならないかを考えました。広告を出して、入居者を募集して、集金して、退去精算をして・・・ってこれは普通の管理です。 ・・・でも、これだけじゃ面白くないじゃないですか!面白くする為に物件の魅力探しから始めようと思いました。

     

     

    ★この物件の魅力って何?

     築25年も経って、あれも古いし、これも型落ちだし、ここもこーで、あそこもどーだ・・・って当たり前でしょ!建物は竣工した瞬間から1秒1秒老朽化していくものなわけで、それをいちいち重箱の隅をつつくみたいに言ってても仕方がない!魅力がないなら、作ればいい!物件が「古い」んじゃなくて、「味がある」と考える。その「味」を最大限活かす方法は何かを考える。

     

     

    ★「味」って何?

     「味」にも色々有りまして、和・洋・中・猫マンマ(ごちゃ混ぜの意)・・・と様々です。今回はエントランスに設置された鋳物のアーチに着目しました。ブドウをかたどった洋風(ヨーロッパ調)で特注のアーチです。先代のオーナーが作らせた物だと思います。捨ててしまうのは簡単。でもそれではあまりにも忍びない。この「味がある」アーチが将来最大限活かせるような物件造りをしようと決めました。

     

     

    ★「お客様」を考える

     

     このマンションにこれからどんな人が住むだろう?女性だろうか?男性だろうか?どんな仕事で?どんなライフスタイルで?いくつ位の年齢だろうか?そんな事を考えながら、壁を剥ぎ取っていきます。白のクロスを剥がして同じ様な白のクロスを張り、畳をフローリングに張り替えて、ハウスクリーニングで清掃して「ハイ、終わり」じゃあ夢がありません。スケルトンにすることで自由な発想が生まれます。

     

     

     

     

    ★もうすぐ工事スタートです。

     私の頭の中で完成形がほぼ固まりました。施工して頂く、工務店の担当者や大工さんも気合いが入っています。色んなポイントでそれぞれのアイデアや出来る事、出来ない事を話し合っています。今回はとりあえず3室、それぞれ若干違うコンセプトでリノベーションしていきます。入居者を募りながら、2期・3期と工事を進めて物件の魅力と収益性を高める提案をしていく予定です。そして、最終的にはエントランスの「ぶどうのアーチ」が一番映える外観工事をご提案出来たらと考えています。

     

    ★これからお楽しみに!

     藤崎リノベーションプロジェクトは随時、ホームページやブルグにて進捗状況のご報告をしていく予定ですので、これからの更新をご期待下さい。